ニンテンドー3DSで2作品、iOSでリリースされた『ファイナルファンタジー』の音楽ゲーム『シアトリズム ファイナルファンタジー』がアーケードに登場です。
■筐体について
操作デバイスは、内側2つの小さいボタンと、外側2つの大きい丸型のレバーで構成されています。小さい2つのボタンは、トリガーを叩くボタンです。外側のレバーがスライダーで、スライドトリガーをさばくのに使います。
筐体の外観は、なにかのゲーム筐体と似ているような雰囲気でした。筐体正面には、ヘッドホン端子と音量を調整するボリュームが付いていました。ネシカリーダーは、真ん中にあります。モニターはタッチパネル仕様です。
■ゲームフローについて
- 筐体のネシカリーダーにネシカカードをおいて認識させます。認識完了後、100円を入れてOKを押します。
- パーティーを選択します。ロケテスト版では、あらかじめ編成された4つのパーティーから選択します。
- 選曲画面へ移動します。楽曲・難易度を選択します。
- リズムゲームがスタートします。
- リズムゲームが終了するとリザルト画面へ移動します。1曲目にSINGLE曲を選択しているときは2曲目を選択。1曲目をメドレー曲を選択しているときはゲーム終了です。
■ゲームシステム概要
ゲームオプションでハイスピード調整がありました。最高6段階で調整可能です。
今回のロケテスト版は2曲までプレイできます。楽曲はSINGNL曲とメドレー曲に分かれています。メドレー曲をプレイすると、2曲分消費します(コナミ『GITADORA』のロング曲と同じような具合です)。
難易度は、基本・熟練・究極3段階です。ロケテスト版のシークレット要素でしたが、1曲目にSINGLEの楽曲を選び難易度「究極」でプレイすると、2曲目の一部楽曲でさらに高難易度の「超絶」の譜面が選択できるようになります。
もうひとつシークレット要素は、1曲目にSINGLEの楽曲を選んでどの難易度でもランクA以上でクリアすると、2曲目に隠し曲でアーケード版『ディシディア
ファイナルファンタジー』の楽曲が選択できます。16日は「妖星乱舞 -arrange-」がプレイでき、17日は「悠久の風 -arrange-」と「妖星乱舞
-arrange-」の両方プレイできました。
■選曲画面
画面をスワイプして選曲できます。画面をタッチすると、楽曲の難易度を変更(基本→熟練→究極)できます。上の方に小さくシリーズが表示されていて、それをタッチすると該当シリーズの楽曲まで移動されます。

■ゲームの演奏について
アーケード版は、2つのトリガーボタンと2つのスライドセンサーを使います。画面左から右に流れてくるトリガーを、トリガーサイクルに入ったところでボタンを押したりスライドさせます。スライドは片方向だけのスライドだけではなく、難易度が高くなると、同時スライドが流れてきます。左右同時・上下同時・上下斜め同時・片側方向の同時(左左同時・右右同時・上上同時・下下同時等)といったスライドが流れてきます。
■楽曲リスト
今回のロケテスト版に収録されていた楽曲をまとめてみました。
シリーズ |
曲名 |
FF1 |
戦闘シーン |
FF2 |
メインテーマ |
FF3 |
バトル1 |
FF4 |
FINAL FANTASY IVメドレー |
赤い翼 |
ファイナルファンタジーIVメインテーマ |
バトル1 |
ゴルベーザ四天王とのバトル |
最後の闘い |
FF5 |
ビッグブリッヂの死闘 |
FF6 |
決戦 |
FF7 |
FINAL FANTASY VIIメドレー |
闘う者達 |
F.F.VIIメインテーマ |
J-E-N-O-V-A |
ゴールドソーサー |
片翼の天使 |
FF8 |
Force Your Way |
FF9 |
バトル1 |
FF10 |
FINAL FANTASY Xメドレー |
ザナルカンドにて |
Otherworld |
ノーマルバトル |
素敵だね |
シーモアバトル |
FF11 |
Awakening |
FF12 |
ギーザ草原 |
FF13 |
サンレス水郷 |
FF14 |
天より降りし力 |
ディシディアFF |
悠久の風 -arrange- |
妖星乱舞 -arrange- |
■横浜・池袋のロケテストの様子・感想等
16日(土)・17日(日)共に、7時20分頃ラウンドワン横浜駅西口店へ到着しました。16日は2人待ち、17日は3人待ちがいました。17日の3人待ちは、全員女性でした(8時前には11人待ち、うち女性は7人)。16日以降のロケテスト開始時刻は店舗毎によるものでしたが、横浜はネシカのサービスが利用できる8時に合わせてスタートしました(※)。
開店時刻を過ぎると、徐々に人が集まってきました。女性の姿も結構みられました。ロケテストが開始して3時間経過後の11時頃になると、整理券は100番まで配布され、待ち時間も長くなってきました。16日(土)は横浜のあと、池袋へ移動して様子を見てきました。12時40分時点で整理券配布は終了していました。客層をみると、こちらも女性が大勢いました。
横浜・池袋ともにですが、『シアトリズム』の近くに現在稼働中の『ディシディア ファイナルファンタジー』を設置していました。横浜は12台、池袋は6台(池袋は他の階のフロアにも設置)していましたが、いずれも満席でした。相乗効果で盛り上がっていたといえます。
筆者は3DS版・iOS版のシアトリズム未体験でしたが、普段から音楽ゲームを遊んでいるので、戸惑わずにプレイできました。
音楽ゲームとしての遊びやすさですが、難易度を「基本」でプレイすれば音楽ゲーム・リズムゲームに慣れていない人でもほぼ問題なく遊べるのではないかと思います。数曲プレイした感じでは、タッチトリガーメインの譜面なのでタイミング良くトリガーボタンを押せば楽しく遊べます。
「熟練」(普通)にすると、スライドトリガーが多く流れてくるようになるので、スライド操作に慣れている必要があります。「究極」(デフォルト選択で一番難しい)は、音楽ゲーム慣れている人向けです。ただ、元々慣れている人であれば、操作を覚えればいきなり「究極」をプレイしてもなんとかなるのでは?、とプレイしていて思いました。
既存音楽ゲームユーザーにも触って欲しいゲームかもしれませんが、FFファンのユーザーをどこまで惹き付けることができるでしょうか?ロケテストの様子では先ほども書いたとおり、女性ユーザーが本当に多かったです。ロケテストに参加した人のなかでゲームセンターに来たことがあるユーザーがどれぐらいいるかはわかりませんが、来たことがない人たちを少しでも惹き付けるようなゲームに仕上がるよう、期待したいと思います。少なくとも私は、製品版が出たら継続してプレイします。
※ネシカサービス開始前はタイトル画面をみても、「ただいまオフライン状態です。ゲームプレイはできません。」と表示されていてプレイできませんでした。
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