漫画・アニメで人気の『進撃の巨人』がアーケードに登場です。2016年のJAEPOで発表され、その後ロケテストが数回開催(プラサカプコン横須賀店で7月と9月に開催された模様)されました。発表からまもなく1年というタイミングで、ロケテスト開催が公式に告知されました。
ゲームは「超硬質ブレード」のグリップ型コントローラーを操り、巨人たちと戦います。原作を再現したミッションが楽しめる「シチュエーションモード」、2対2のチーム対抗戦が楽しめる「チームバトルモード」の2構成です。
■ゲームフローについて
- Aime・バナパスポート・おサイフケータイ対応の機器を持っている人は、筐体正面にあるリーダーにかざして認証を行います。プレイヤーの名前は、今回は自動的に付与されます(製品版で変更できるとのことです)。Aime等を持っていない人は、ゲストプレイでプレイすることができます(もちろん、プレイの記録はできません)。
- クレジットを投入します。1クレジット100円でプレイできました。
- ゲームモードを3つから選択します。
- シチュエーションモード:原作を再現したミッションをこなし追体験するモードです。
- チームマッチモード:他のプレーヤーとチームを組んで対戦ができるモードです。
- チュートリアル:ゲームの遊び方を覚えるモードです。
- シチュエーションモードを選択すると、次に「ソロプレイ」と「店内マルチプレイ」から選択します。「ソロプレイ」は、NPCと協力して戦うモードです。「店内マルチプレイ」は、店内のプレーヤーと協力して戦うモードです。ミッションを選択します。
「チームマッチモード」は、チームA・チームBに分かれて、時間内に多くの巨人を倒したチームが勝利となるモードです。
- 難易度を3段階から選択します。一番難易度が低い「NORMAL」、真ん中に位置する「HARD」、一番難易度が高い「EXPERT」と用意されています。今回のロケテストでは、「EXPERT」は選択できませんでした。
- 兵士を選択します。兵士によって、特殊能力が異なります。選択できる兵士は、ミッションによって異なります。
- 操作タイプを2種類から選択します。片一方のコントローラーで攻撃・立体機動操作を行う初心者向け「スタンダード」。両方のコントローラーを使って攻撃・立体機動を行う上級者向け「テクニカル」から選択します。
- 最終確認画面で、準備ができたら出撃を押すとゲームがスタートします。この画面では、設定画面に移動して「システム設定」、「サウンド音量設定」、「カメラ設定」を行うことができます。
- ミッションが終了するとリザルト画面で結果が表示されます。1プレイでゲーム終了ですが、コンティニューでプレイ継続することができます。
■筐体について
筐体の両脇に、「超硬質ブレード」のグリップ型コントローラーが設置されています。コントローラーには、それぞれアナログスティックと2つのボタンがついています。左側のアナログスティックは、キャラクターを移動するために使用。右側のアナログスティックは、カメラ操作で使用します。両脇のコントローラーについている2つのボタンは、立体機動と攻撃で使用します。
筐体正面には、ヘッドホン端子・マイクロホン端子が付いていて、それぞれのボリュームも付いています。マイクロホン端子にマイクを接続すれば、他のプレーヤーとボイスチャットができるようになるのでしょうか?筐体正面の左側に、Aimeカードリーダーが付いています。
■超硬質ブレード型コントローラーの操作について
移動のメインとなる「立体機動」は、行きたい場所を照準で狙って立体機動ボタンを押し続けます。立体機動を行うとガスゲージを消費し、ゲージがなくなると一時的に立体機動ができなくなります。ガスゲージは一定時間経過すると回復します。
攻撃は照準を巨人に合わせて、照準が赤くなると攻撃できます。原作通り、うなじに攻撃しないと巨人を倒すことができません。うなじ攻撃のチャンスとなると、照準の形が赤くなるだけでなく形が変化します。
左右両脇のボタンを全て押すと、特殊能力を発動することができます。特殊能力を発動するには、巨人を攻撃することで特殊能力ゲージが溜まっていきますので、ゲージが満タンになったところで左右両脇のボタンを全て押すことで発動できます。
操作タイプは、片方のコントローラーを使うシングル照準の「スタンダード」、両方のコントローラーを使うダブル照準の「テクニカル」があります。シングル照準で「立体機動」、「攻撃」を行う操作も実に爽快感ありますが、ダブル照準になるとダブルで攻撃を行ったり、移動・攻撃を片方ずつで行ったりと、より高度な操作を楽しむことができます。
■シチュエーションモードについて
原作を再現したミッションをこなすことができます。今回のロケテストでは、全3種類のミッションを選択することができました。ミッション毎に指令が設定されています。
「#01 トロスト区防衛戦」は、決められた時間内に巨人を10体倒す指令をこなした後、暴走する奇行種の巨人を追いかけて討伐します。
「#02 駐屯兵団本部奪環戦」は、人間に興味を示さず巨人のみ襲う奇行種の巨人を時間内に本部まで誘導し、本部に群がる巨人を倒します。
「#03 トロスト区奪還戦」は、最初は巨人化したエレンを一定時間守り、その後エレンが岩を持って壁の穴を塞ごうとするので、エレンを壁の穴まで誘導させ邪魔する巨人を倒します。
なお、シチュエーションモードは合間にアニメ映像が入ります。映像は、ミッションが始まる前・最初の指令が終了し次の指令に入る前・ミッション終了後とそれぞれ、映像が入っています。
■チームマッチモードについて
チームA・チームBと分かれて、制限時間内にたくさんの巨人を倒したチームが勝利となるモードです。チーム対戦は、「店内チーム対戦」と「全国チーム対戦」の2つ用意されています。「店内チーム対戦」は、店内のプレーヤーたちと2チームに分かれてチーム対戦を行うことができます。「全国チーム対戦」は、全国のプレーヤーたちと2チームに分かれてチーム対戦を行います。
「店内チーム対戦」の場合、まず兵士を選択してエントリーを済ませた後に、チームA・チームBのどちらへ参加するか決めることができます。参加メンバー決定後、ステージ投票へ移ります。今回のロケテストでは、2ステージ用意されていました。ミッション難易度が高いほうは、地形に川が用意されているステージでした。水中に入ってしまうと、15秒以内に抜け出さないと力尽きてしまい戦線離脱します。
ちなみにチームマッチモードは、1人でもプレイすることができました。残りは、NPCが担当しました。また、プレーヤーの体力がなくなって戦線離脱すると、別の兵士を選択して再出撃となっていました。
■ロケテストを振り返って
3日間、吉祥寺に足を運んでプレイしました。印象的だったのは、女性プレーヤーが多かったことです。これは、原作・アニメの人気もあってのことでしょうか?お友達同士で、いっしょにプレイされている方が多かったようにみえました。ゲームの感想等を書き込むロケテストノートが用意されていましたが、こちらも女性の書き込み(こういうキャラクターを実装してほしい、といった要望等)があったり、なかにはキャラクターのイラストを描いている人もいました。
チュートリアルと数回プレイすることで、『進撃』のキャラクターを思い通りに動かして巨人と戦うことができました。立体機動によるスピーディーな移動、巨人をズバズバと攻撃する爽快感、この2つは十分堪能できました。初心者向け操作の「スタンダード」でも十分楽しいですが、「テクニカル」操作に慣れるともっと楽しくなると思いました。現状はダブル照準の表示が、どちらの照準が左側か右側かが判別つきにくい(色分け等されていないため)のでちょっと戸惑います。
発表から時間たちましたが、十分期待できるデキになったと思います。さらにブラッシュアップされると思いますが、楽しみな作品です。ちなみに、ヘッドホンをつけてのプレイもオススメだと思います。重厚な音楽に没入しながらプレイできるので、より世界観を味わいながら楽しめると思います。
ロケテストをプレイするともらえるステッカーです。イラストは計3種類で、日替わりでした。左上のエレンは27日、右上のミカサは28日、下のアルミンは29日に貰えました。
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